
高校や大学の部活やサークルで培ってきたスポーツ経験。1つのことに続けて取り組んだことは、就活の選考で活かすことができます。
しかし、多くの学生がスポーツ経験を就活の選考で使うのも事実。エントリーシートや面接では、印象に残らなければ通過することはありません。他の学生との差別化が必要です。
今回は、エントリーシートや面接でスポーツ経験を活かすためのポイントや質問に対する回答例を共有します。

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この3つのツールを使いこなし、他の学生より有利に就活を進めていきましょう。
目次【本記事の内容】
- 1.エントリーシートから面接官は何をみているのか
- 1-1.選考ポイント①個性や人間性
- 1-2.選考ポイント②会社にとって有益な人か
- 1-3.選考ポイント③会って面接をしたいか
- 2.スポーツ経験はなぜ就活で評価されるのか
- 2-1.評価ポイント①協調性
- 2-2.評価ポイント②ストレス耐性
- 2-3.評価ポイント③柔軟性
- 2-4.評価ポイント④課題発見力
- 2-5.評価ポイント⑤貢献意欲
- 3.エントリーシートや面接でスポーツ経験を活かす!回答例とポイントを解説
- 3-1.自己PRでスポーツ経験を活かす!回答例とポイント
- 3-2.ガクチカでスポーツ経験を活かす!回答例とポイント
- 3-3.志望動機でスポーツ経験を活かす!回答例とポイント
- 3-4.趣味・特技でスポーツ経験を活かす!回答例とポイント
- 4.体育会系のスポーツ経験者なら特別な選考ルートや非公開求人も
エントリーシートから面接官は何をみているのか

スポーツ経験を就活で活かすために、最初にぶつかる壁はエントリーシートといえるでしょう。大企業や認知度の高い企業には、多数の学生がエントリーするものです。
その中で印象に残るエントリーシートを作成するのは至難の技。まずは多くのエントリーシートから面接官が何を見ているのかを把握した上で、文章を書き始めるようにしましょう。
面接官がエントリーシートより見ているポイントは以下の通り。
- 個性や人間性
- 会社にとって有益な人か
- 会って面接をしたいか
順番に詳しく説明していきます。
選考ポイント①個性や人間性
あなたはアルバイトで、どんな人と共に働きたいと思いますか。
「陽気で明るい人」「黙々と作業をこなしてくれる人」など・・・
必ずあなたの中にも共に働きたい人物像があるはず。誰しもが気の合う仲間と楽しく働くことを望むはずです。
面接官も同じで「私たちの会社に合う学生なのか」と考えながらエントリーシートを確認しています。
大切なのは成果や結果の大小より、あなた自身の個性や人間性です
選考ポイント②会社にとって有益な人か
会社にとってあなたを採用することは有益か。すぐに辞めてしまうような人を採用しても会社の損失になるだけです。
あなたが入社することで、会社にどんなメリットをもたらすことができるのか。その点を明確に説明できるようにしましょう。
あなた自身のポテンシャルをアピールしましょう。会社に入社して成し遂げたいことが明確にあるとさらにgoodです。
選考ポイント③会って面接をしたいか
あなたは今「会ってみたい」という人はいますか。就活のエントリーシートでは、何百枚の中から「あなたに会ってみたい」と文章だけで思わせる必要があります。あなたの個性や強みが伝わる文章を目指しましょう。
「会いたい」と思わせるためには、まず相手を知ることから。企業研究は徹底して行っておこう。

スポーツ経験はなぜ就活で評価されるのか

スポーツ経験ってそもそも就活で評価されるの?
高校や大学での部活やサークルでのスポーツ経験は、就活の選考において評価されます。スポーツは無意識のうちに多くの学びやスキルを与えてれているのです。
就活でスポーツ経験が評価されるのは、主に社会人基礎力。
特に以下の点は、スポーツを通して養われていることが多いと考えられます。
- 協調性
- ストレス耐性
- 柔軟性
- 課題発見力
- 貢献意欲
順番に詳しくみていきましょう。
評価ポイント①協調性
団体スポーツであれ、個人スポーツであれ、部活やサークル活動は組織で動くことがほとんど。その中であなたは、無意識のうちに周りの仲間が持っていない視点でチームに貢献して、協調性を発揮しているはずです。
しかし協調性は無意識の中で力を発揮していることがほとんど。チームメイトに他己分析をお願いして、あなたの周りから見た強みなどを聞くようにしてみましょう。
評価ポイント②ストレス耐性
スポーツの世界では「楽をして勝つ」なんてことあり得ません。「勝つか負けるか」「上手いか下手か」この2択しかない世界で戦ってきた体育会系の部活生のストレス耐性の高さは、いわずとも評価されるでしょう。
苦しい、厳しい環境にも耐え抜いてきた、あなたの強みが就活においても評価されるのです。
評価ポイント③柔軟性
スポーツに突然のアクシデントや予想外なことはつきもの。メンバーの怪我や世代交代など、常に状況が変化する環境であなたは臨機応変に物事に対応してきたはずです。その柔軟性は社会人としても必要とされる能力であり、就活でも評価される強みとなります。
評価ポイント④課題発見力
もし自分が試合に出場できない補欠だったり、試合でなかなか勝つことができなかったとき。あなたは頭の中で何を考えていましたか。多くの人は「どうすれば試合に出れるのか」「試合で勝てるのか」といった原因となる課題を探していたはずです。
あなたの自然と磨かれた課題発見力は、就活でも大きく評価されるのです。
評価ポイント⑤貢献意欲
「チームにいかに貢献するか」といった精神はスポーツの中で自然と養われるものです。チームの足りない部分をいかに補うか、チームの雰囲気をいかに盛り上げるかなどの貢献方法を考えていたはず。
その貢献意欲は会社においても求められるスキルであり、就活でも評価につながるでしょう。
エントリーシートや面接でスポーツ経験を活かす!回答例とポイントを解説

エントリーシートや面接でスポーツ経験を活かすためにはどうすればいい?
ここからは実際に、スポーツ経験をエントリーシートや面接で活かすためのポイントや解答例について紹介します。
今回はエントリーシート・面接の双方でよく問われる、以下の質問について解説します。
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- 志望動機
- 趣味・特技
順番に詳しく説明していきます。
自己PRでスポーツ経験を活かす!回答例とポイント

自己PRを作成する際はスポーツ経験に限らず、上記のようなフレームワークを利用するときれいに文章をまとめることができます。最初は箇条書きで結構なので、当てはめて活用してみましょう。
スポーツ経験を使った自己PRを紹介

私の強みは継続力です。小学校3年生から地域のクラブで野球を習い、大学までの12年間続けてきました。憧れの選手に少しでも近づくために、中学からの約10年間、1日200回の素振り続けてきました。結果、大学では100人の部員数から選ばれ先発で試合に出場できるまで成長できました。毎日目標に向かって努力する姿勢を、貴社の営業職の仕事で活かしたいと考えております。

私は自身で決めた物事は、必ず最後までやり遂げます。大学ではフルマラソンの完走を目標に練習に取り組みました。初心者でしたが、毎日の5kmのランニングを、ゴールしたときの達成感を想像することで続けてきました。そして、目標としていたマラソンに出場し、完走することができました。強い意志を持ち努力していけば、自分に不可能と思えるような高い目標も達成できることをしりました。貴社でも高い目標を掲げ、達成するまで足を止めることはしません。
- 自分の個性を伝えよう
- 数値も交えて印象に残りやすくしよう
- 仕事に個性をどう活かすかを明記しよう
ガクチカでスポーツ経験を活かす!回答例とポイント

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を作成する際も、上記のフレームを利用すると論理的な文章にまとめることができます。当てはめて利用してみてください。
スポーツ経験を使ったガクチカを紹介

私は大学時代、水泳部に所属しました。高校までは野球部に所属して活動していたのですが、新たなスポーツに挑戦したいと思い、水泳部に入部しました。経験者ばかりの部活で始めのうちは練習にも全くついていけず、毎日悔しい思いをしていました。そこで自身の水泳時のフォームを撮影し、トップレベルの選手との違いを研究し続けました。その結果、部内での成績を収め、大学3年次にはリレーチームのメンバーに選出されるまで成長することが出来ました。貴社に入社後は顧客の課題やニーズに合った、最適な改善策を提案できるようなコンサルタントになりたいと考えております。

私は大学でテニス部に所属していました。しかし大学1年の冬に全治8か月の大ケガをしてしまいました。そんな私を気にかけ、同期や先輩は日々声をかけてくださいました。「チームに何か貢献したい」一心で私はマネージャーに転身することを決めました。日々チームのための雑務や相手チームのスカウティングを行うなど、陰でチームを支えることに徹しました。その結果、大学3年の春に、団体での全国大会に出場を果たしました。貴社に入社後も今の私の持てる力の全てで、組織をサポートできるような業務に携われたらと考えております。
- 物事を最後までやり遂げたことを伝えよう
- 入社後のその経験をどう活かすかについて伝えよう
- 自身の個性を伝えることを忘れずに
志望動機でスポーツ経験を活かす!回答例とポイント

志望動機を作成するときに使用するフレームは上記の通りです。スポーツをしていた学生なら、スポーツ業界に進みたい人も多いのでは・・・。こちらも最初は、箇条書きでいいので当てはめることから始めましょう。
スポーツ経験を使った志望動機を紹介

貴社の社員の一人一人が志を持ち働いていることに魅力を感じました。私は高校時代にサッカーで全国制覇を目指しました。夢は叶わなかったのですが、貴社の社員の方と、また新しい志に向かって進みたいと考えております。私が貴社に入社後は、志を持った人と人をつなげる人材紹介事業に携わりたいと考えております。貴社の社員の方と共にこの志を実現していきます。

私が貴社で、ITサービスを通して世の中の「面倒くさい」を減らして行きたいと考えております。私は中学生のバスケットボール部のコーチを務めていました。そこで部員の出席管理に苦労していたのですが、ITサービスを利用することで「面倒くさい」は解消でき、部員に向き合う時間をさらに確保することができました。私は貴社のITサービスを利用し、様々な企業課題を解決するコンサルティング営業に携わりたいと考えます。最適なソリューションを提供して、企業の持つ「面倒くさい」を貴社のITサービスを利用し解消していきます。
- 入社への意欲が表現しよう
- 企業や業界を調べた上で文章をまとめよう
- 自分の思いや強みを伝えよう
趣味・特技でスポーツ経験を活かす!回答例とポイント
エントリーシートで趣味・特技の欄を疎かにしている人もしばしば・・・。エントリーシートは全体の完成度もみられています。空白が目立つものより、余白なく熱意を込めて書かれたものの方がエントリーシートの選考は通過しやすいでしょう。書き方にルールはないので、自由にアピールできる箇所でもあります。有効に利用しましょう。
スポーツ経験を使った趣味・特技を紹介

趣味はフットサルです。メンバー10人のフットサルサークルの代表を務めました。

趣味は旅行です。新たな発見や気づきを与えてくれる楽しさが、旅行にはあると考えています。
「読書」や「映画観賞」という単語ではなく、文章であなたをアピールしましょう。
体育会系のスポーツ経験者なら特別な選考ルートや非公開求人も

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エントリーシートや面接でスポーツ経験を活かしたい!
活かすためのポイントとか例文とかを教えて!