
面接やES(エントリーシート)の質問項目で必ずと言っていいほど問われる「ガクチカ」。ガクチカが見つからないと言う人ほど、ガクチカの評価ポイントを知らず、経験内容にこだわり過ぎている印象を受けます。ガクチカで重要なのは、経験(実績)ではなく、過程です
本記事では、ガクチカの評価ポイントと見つけ方・作成方法を共有したいと思います。
目次【本記事の内容】
- 1.ガクチカがないという人は、評価ポイントを知らないだけ。経験内容にこだわるな。
- 1-1.ガクチカのポイント①経験・実績のレベルやインパクトはさほど重要ではない。
- 1-2.ガクチカのポイント②自分の人柄や思考力をアピールできているか
- 1-3.ガクチカのポイント③物事に対するスタンスや価値観が見えるか
- 2.ガクチカがないという人は、まず日常のやっていることをリストアップしよう
- 2-1.部活動やサークル活動
- 2-2.アルバイト経験
- 2-3.自分の所属学部・学科の内容を掘り下げる
- 2-4.趣味や特技の話を広げる
- 3.ガクチカがないことなどありえない。ありきたりなネタでも充分。最高評価を得る方法
- 3-1.ガクチカは「PREP法」をもとに作成しよう
- 4.「ガクチカがない」のではなく、経験内容にこだわり過ぎているだけ。完成後は他者と添削し合おう
ガクチカがないという人は、評価ポイントを知らないだけ。経験内容にこだわるな。
「ガクチカが見つからない。」この悩みは本当に多くの学生が感じています。
しかし、必ず誰しも探せばガクチカを作成することができます。
多くの学生が「ガクチカが見つからない」のではなく「経験内容にこだわり過ぎている」、そんな印象を受けます。
でもガクチカは経験内容だけが評価ポイントではありません。
ガクチカの評価ポイントは、以下の通り。
- 経験・実績のレベルやインパクト
- 自分の人柄や思考力を表現できているか
- 物事に対するスタンスや価値観が見えているか
この3つのポイントより、面接官は学生を評価しています。順に詳しく説明していきます。
ガクチカのポイント①経験・実績のレベルやインパクトはさほど重要ではない。
■ガクチカでは、どんなエピソードを選びましたか?(n=405、単一回答)

(引用:就活ジャーナル)
多くの学生がアルバイトや部活・サークル経験を話す中、起業経験や学生団体の立ち上げなどの経験はインパクトがあり印象に残りやすいのは確かです。しかしいくらインパクトのある経験をしていようが、その他の評価ポイントが低ければ選考は通過しません。
面接官がメインで見ているのは「実績 < 過程(課題→解決策の思考力やスタンスなど)」であることをおさえておきましょう。
ガクチカのポイント②自分の人柄や思考力をアピールできているか
ガクチカで必要なのは、自身の人柄や思考力を文章より伝えることです。ガクチカより面接官は企業の社風と学生の人柄がマッチしているのかを見ています。また物事に取り組む際、どのように課題を発見し、取り組んでいくのか。「思考力」を見ることで、仕事の現場でも苦難に立ち向かうことが出来る人材なのかを見ています。
ガクチカのポイント③物事に対するスタンスや価値観が見えるか
ガクチカより面接官は、学生の物事に対して取り組むスタンス、価値観が見えるかどうかを見ています。過去の経験より仕事に対してどのような価値観を持って臨むのか、入社後の働くイメージをしながら見ています。
チームで物事に取り組むことが好きな人、結果を求め1人で集中して物事に取り組む人・・・。
人にはそれぞれスタンスや価値観に違いがあります。
自身の根幹にある「価値観」。この部分は自己分析でしっかりと見つけておきましょう。
ガクチカがないという人は、まず日常のやっていることをリストアップしよう

ガクチカは「実績 < 過程(課題→解決策の思考力やスタンスなど)」であることを前章で説明しました。
それで、どうしてもガクチカが見つからないという人のために、経験内容の参考をご紹介いたします。
部活動やサークル活動
部活動やサークル活動は、深掘りすればすぐにガクチカを作成することができます。特に自分の組織内での役割や「課題→解決策」を明確にすることで、評価ポイントをおさえることができるでしょう。

私はサークルでよく予定管理の役割を担っていました。サークルメンバーの参加率を上げるため、工夫したことをガクチカに使いました。
アルバイト経験
アルバイト経験も部活経験と同様に、深掘りすればすぐにガクチカを作ることができます。アルバイトでの自分の立場や役割について触れることで、より物事に対するスタンスや価値観を明確に伝えることができます。

私はアルバイトで接客業をしていました。売上を達成するために行った工夫をガクチカとして使いました。
自分の所属学部・学科の内容を掘り下げる
日常の学部や学科の経験にもガクチカの種になることはあります。ゼミ内での自分の役割。日々の授業のレポートなど。自分で工夫を凝らし行動した経験はガクチカの作成に最適です。学部・学科経験についても深掘りをしましょう。

私はゼミの授業で議長の役割を担っていました。
議論を円滑に進めるために行った工夫をガクチカとしました。
趣味や特技の話を広げる
趣味や特技も深掘りさえすれば、充分ガクチカとして使用することができます。何か1つに熱中して取り組んだ経験をあげ、そこでの「課題→解決策」を説明しましょう。

私は趣味で読書をしていました。本の魅力をわかりやすくSNSで伝える工夫をしていた経験をガクチカにしました。
ガクチカがないことなどありえない。ありきたりなネタでも充分。最高評価を得る方法
ガクチカはありきたりなネタ(経験)で充分です。だだありきたりなネタほど多くの学生がマネをして使うもの。あなた独自の思考力や人柄、価値観など「伝わる」文章を目指さなくてはなりません。
では、どうすれば「伝わる」文章を作成できるのか。紹介していきます。
ガクチカは「PREP法」をもとに作成しよう
ガクチカを論理的かつ「伝わる」文章にするには、「PREP法」がおすすめです。
- P・・・Point 結論
- R・・・Reason 理由
- E・・・example 具体例
- P・・・Point 結論(まとめ)
PREP法をもとに下記フレームワークを作成しました。

文章を作成するのが苦手な方は、まずフレームワークに当てはめて文章を作ってみましょう。
ガクチカのフレームワークのポイントと各フレームについて、下記の記事でも詳しく説明しております。
「ガクチカがない」のではなく、経験内容にこだわり過ぎているだけ。完成後は他者と添削し合おう
ガクチカがないという人は、経験内容で他の学生と差別化をしようとし過ぎです。
- 経験・実績のレベルやインパクトはさほど重要ではない。
- 自分の人柄や思考力をアピールできているか
- 物事に対するスタンスや価値観が見えるか
上記をおさえれば、経験内容がさほど重要でないことは理解していただけたと思います。
ガクチカは書けば書くほど、上達します。
他者と添削をやり合いながら内定獲得を目指しましょう。
ジョブスプリングでは、就活のスタートから内定獲得・就職まで一貫したサポートをしてくださいます。ガクチカを始めとしたES(エントリーシート)の添削も実施しています。是非1度ご利用ください。
