【大手人事に聞いた】サマーインターンの選考ポイント(選考基準)と対策

学生

サマーインターンのポイントや選考対策を教えて!

大手採用人事

今回は、従業員数10万人を超える企業で新卒採用をしております「K」が答えます。

2022年卒学生の中には今夏に様々な企業のサマーインターンに参加しようと考えている人は多いのではないでしょうか。

さらに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、来年以降の就職活動にどのような影響が出るか不透明な中、早い段階から企業と接点を持てるサマーインターンに参加したいと考える学生は例年より多くいることでしょう。

サマーインターンに向けては、今まさに各社応募受付け中といった段階ですが、学生にとっての関心事は「サマーインターンの選考ポイント(選考基準)」ではないでしょうか。

本日はサマーインターンにおける「選考ポイント(選考基準)」とその「対策」について、現役の人事目線で紹介していきます。

目次【本記事の内容】

サマーインターンの目的とは

まずはじめに具体的な選考ポイントと対策を述べる前に、サマーインターンシップの目的に関して、学生側と企業側の両方に触れておきたいと思います。

学生視点

サマーインターンに参加する学生側の目的としては次の3つにまとめることができます。

①業界・企業研究に役立つ

自身の興味のある業界や企業のインターンに参加する学生が大半で、実際にサマーインターンに参加してみることで、その業界や企業の仕事を一部ではあるが体験できるので、業界・企業研究の深掘りに役立ちます。

②自己分析が深まる

今やサマーインターンに参加することが就職活動スタート地点だといわれていますが、サマーインターンをきっかけに自己分析を始める人が多くいます。

自己分析を進めて“自身が大切にしていること”や“自身の価値観”を具現化することで「自身の軸」を明確にしていきますが、サマーインターンに参加することで「自身の軸」に合う業界や企業の環境はどのような所かなのかを実際の目で確かめられます。

③就活に有利になる

サマーインターンに参加することで、後の選考に有利に働くことがあります。

内定直結型のサマーインターンがあったり、サマーインターン参加者限定の選考コースを案内されたりと企業によって様々ですが、最近では大企業でもサマーインターン参加者の早期選考コースを設け始めている企業が出始めていることから、学生がサマーインターンに参加する意味は大きいといえます。

企業視点

一方で、企業側が多大な労力を掛けてまでサマーインターンを開催する目的は次の3つといえます。

①企業認知度向上

B to Cの企業であれば、CMや実際に手に取れる商品が身近にあるので学生の知名度は高い傾向にありますが、B to Bの企業のほとんどは学生の知名度はほとんど無いというのが実態です。

知名度が低い企業にとって、サマーインターンは学生に対して企業認知度向上を図れるのが大きな狙いになります。

②母集団形成

企業側の採用活動の成功を左右するポイントとしては、採用活動が始まる前にいかに候補者となる学生の母集団を多く形成できるかということが挙げられます。

そのため、企業側はサマーインターンを皮切りに多くのイベントを開催することで学生の情報を収集することも重要な目的となります。

③ミスマッチ回避

企業側がサマーインターンに力を入れる目的は入社後のミスマッチを回避することも狙いの一つです。

企業側は学生とのミスマッチを回避するために、採用活動においてはマッチングを重視する傾向が強まっています。

そのため、サマーインターンに参加してもらうことで、その企業での働き方の実態や魅力を理解してもらえるので入社後のミスマッチを回避できる確率が高くなります。

サマーインターンの選考ポイント(選考基準)

ほとんどの企業ではサマーインターンに参加のための選考を設けています。選考を通過しなければ、インターンに参加すらできなくなるため、学生にとっては最初の難関といえます。

ここからは実際に役立つ情報として、インターンの選考のポイント(選考基準)を選考別に沿って紹介していきます。

書類選考

多くの企業のサマーインターンの選考項目は書類選考・SPI選考がメインの選考方法となっています。

その中でも書類選考(エントリーシートの提出)の選考基準は“志望動機”“学生時代の取組み”の質問に対する回答の中に次の視点が織り込まれているかどうかを見ています。

志望動機

応募した“きっかけ”でなく、その企業を選択した“目的” の記載有無

志望動機の書き方・まとめ方を伝授!フレームワークを利用して伝わる文章を【例文あり】

5月 17, 2020
学生時代の取組み

取組みの“凄さ”でなく、“取組んだプロセス”“独自の工夫点”の記載有無

ガクチカがない人へ。誰でもまとめられるフレームワークと対策をご紹介【例文あり】

12月 30, 2019

SPI選考

応募人数が数千~数万人を超える人気企業では、全てのエントリーシートを細かく確認することや一人ひとりと面接を行うことは事実上不可能です。

そのため、多くの企業ではSPIを用いてボーダー層の足切りを行っています。SPIは大きく分けて「能力診断」「性格診断」という形で企業側には見えています。

その中でも「能力診断」は、言語能力と非言語能力に分けられ、それぞれに偏差値が表示されています。(例 言語:65 非言語:60 総合:63)

得点はなく偏差値なので40程度~Max80までの間に入り、世の中の平均は50と表現されています。

実際にどこの層をボーダーにするかは企業によって変わってきますが、大企業であれば60以上を目安として扱うことが一般的です。

面接選考

企業側の労力的に面接選考を実施している企業は多くはありませんが、サマーインターンの選考で面接を実施している企業も実際にあります。

面接の場で企業側が主にチェックしている点は、学生一人ひとりが持つコンピテンシー(行動特性)になります。

コンピテンシーチェックの流れ
  1. 掘り下げたいテーマの設定(具体的な活動や実績)
  2. そのテーマがどのような状況で行われたかを確認(より具体的な現場状況、数値を認識)
  3. テーマに対して「候補者がどのような行動をとったのか?」「工夫を加えたのか?」など

学生のコンピテンシーを確認し、自社との相性の良し悪しを判断していきます。

学生はどのような対策を取るべきか

ここからはサマーインターンの選考ポイント(選考基準)に対する対策はどのようなものがあるか紹介していきます。

選考対策(ESの書き方・SPI対策)

まずはインターンに参加するための関門である、選考の対策が必要です。

エントリーシートについての企業側の選考ポイントは紹介した通りですが、ここはサマーインターンと就活時期とで大きな差はありませんので、下記参考記事にて詳しく紹介していますので是非参考にしてください。

◆参考記事)【大手人事に聞いた】ESで人事がチェックするポイントと学生が取るべき対策とは⁉

また、SPIについては基礎的な勉強だけでなくテクニックも必要になりますので、参考書などを購入してきちんと対策しましょう。

正しい自己分析をしよう(なりたい自分とやりたいことを考えてみる)

面接やエントリーシートで自分の良さを正しく表現するためには、自己分析が非常に重要です。

自己分析の目的は「企業や仕事選びの軸を明確にする」ことと「選考の場で自分の魅力をうまく伝える」の2つになります。

前者はエントリーシートの志望動機に繋がり、後者は面接に繋がっていきます。
初心者向けの具体的な自己分析の方法は下記参考記事にて解説していますので是非参考にしてください。

◆参考記事)大手人事が教える自己分析のやり方【初心者向け】

マニュアル通りでなく自然に

直接的な採用選考の前だからこそ学生の皆さんに知ってもらいたいことがあります。サマーインターンの選考の場で既にマニュアル本通りの受け答えや所作をする学生が多くいます。

確かに、社会人に対して礼儀を持って接することは大切ですが、サマーインターンの選考時期に完成されたマニュアル就活生は企業としては求めていません。

これから業界や企業の知見を広めることも目的であるサマーインターンだからこそ、取り繕った姿で臨むのではなく、“自然体”で“自分らしさ”を表現してほしいと考えています。

そういった自然体の方が、企業側も自社との相性を判断しやすくなります。

サマーインターンの選考ポイントと対策まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は2022年卒の学生向けにサマーインターンにおける選考のポイントとその対策方法について紹介しました。

現状、期間を問わなければ大学生の8割近くがサマーインターンに参加し、かつ1人あたり複数社参加するのが当たり前の時代です。サマーインターンの応募倍率は年々高まっており、対策をせずに応募すると参加すらできないという事態に陥ります。

インターンの目的を踏まえつつ選考のポイントと対策を行うことで少しでも多くのサマーインターンに参加できるように頑張ってください。



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